はこびなでしこ想いを載せて、こころで運ぶ。

interview♯05

この道20年の誇りにかけて、
女性だからという甘えは禁物

  • 磯部 美樹 さん
  • 双葉運輸株式会社
  • ドライバー歴20年

この業界を選んだきっかけは?

 トラックが好きでドライバーとなってトータルで20年ほどになりますが、私の場合、いきなりこの業界に入ったわけではありません。以前に印刷会社で配送業務に従事していたので、何となく仕事のイメージはできており、仕事の大変さも十分認識したうえで、自分なりに覚悟を決めて、この業界に飛び込んできたつもりです。
 ドライバーは子供が熱を出したと連絡が入っても配送中はすぐに迎えに行くことはできないし、先日の集中豪雨のような災害が起こった場合、帰りたくても帰れないということもあるかもしれません。
 また、女性は体格の面で男性と比べてハンデがあります。
 しかし、幸いなことにこの業界も少しずつ変わりつつあります。運送システムの合理化に伴い、女性が就労しやすい業務も以前よりは増え、女性を採用したいという企業が着実に増えてきました。当社においても、従業員の子育て支援を目的とした保育園を開設するなど、女性の就労をバックアップする取組が積極的に展開されています。私が業界に入った頃に比べ、女性にも働きやすい環境が整いつつあると感じています。

どんな仕事をしているの?

 現在、当社では自動車部品から食品センター、コンビニの配送業務など、多種多様な荷物の配送業務を行っており、その中でも私は大手小売流通企業の食品センターを起点とした配送業務に携わっています。朝は3時に出社してセンターへ向かい、そこで主にチルド食品などの商品を積み込み、各店舗へ配送しています。帰社時間はまちまちで、13時くらいに戻ることもあれば、まれに夕方までかかることもあります。積込作業は手積み・手降ろしの時代に比べると、今はずいぶん合理化されています。
 業界全体が女性ドライバーをサポートしようとしている今、女性もプロ意識を持ち,その能力を生かして頑張ってほしいと思います。

この業界の魅力や仕事で心がけていることは?

 これは私個人の見解ですが、この仕事は体力面で女性にはハンデがあると感じてはいるものの、仕事の評価そのものに男女の差がないところが魅力ですね。例えば大型免許を取得して、大きなトラックでたくさんの荷物が運べるようになれば、性別に関係なく同等の報酬を得ることができます。もちろんそこに至るまでには苦労もありますが、やる気がある方にはチャンスは平等に用意されていますし、資格取得に際しても会社からの助成金等が活用できます。
 また、当社では25年ほど前から女性ドライバーを採用しており、全社で60名ほどの女性ドライバーが在籍しています。なかには私のように経歴20年を越すドライバーもおり、そうした存在がこれから入ってくる方の大きな励みになると思っています。余談ですが、当社の本社屋にはずいぶん前から女性専用の浴室などが用意されていたり、ご夫婦で働くドライバーがいたりと、女性活躍支援においてはパイオニアだと会社側も自負しています。私もこの道20年の誇りにかけて、ドライバーとしてのプロ意識を大切にしながら、これからも社会のお手本となるような運転を心がけていきたいです。


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